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イベントレポート

 熊野古道センターにてこれまで開催してきた各種イベントの様子をご紹介します。

平成27年4月12日(日)、19日(日)企画展「クマノのArtists 2015~熊野の誘い~」の付属イベントを開催しました!!

2015年04月19日

展示風景 5月10日(日)まで開催の企画展「クマノのArtists 2015」に出展中の作家3人によるイベントを開催しました。12日(日)は、山本貴也さんによるアート魚拓の実演、新谷武文さんのギャラリートークを、19日(日)は、竹内健悟さんによる「ヒノキのスツール作り」を開催しました。
 まずは、山本貴也さんのアート魚拓の実演からご紹介します。今回山本さんが制作に選んだ魚はこの日の朝まで生きていたという立派なマダイです。会場で下準備をしていると、さっそく匂いを嗅ぎつけて(?)徐々に人が集まり出しました。
 本物の色を再現していきますマダイを乾かしている間に、アクリル絵の具を合わせて色を作っていきます。準備が整ったら、いよいよマダイの頭から順に色をのせていきます。全体に色をつけたら、鱗の模様を綺麗に出すために、鱗の方向とは逆に筆を入れていき、余分な絵の具を取り除いていきます。最後に、胸ビレ、尻ビレ、背ビレ、尾ビレの順に着色します。
 そして、いよいよ和紙へ写しとります。手のひらと指を使ってまんべんなく押していきます。鱗は歯ブラシ等を使います。押し終わったら、口元からゆっくりと和紙を剥がします。すると、色鮮やかなマダイの姿が真っ白な和紙に浮かび上がり、皆さんから驚きと感動の声、そして拍手が起こりました。マダイに塗られた絵の具を和紙が全て吸い取ってしまったようです。マダイにはほとんど絵の具が残っていませんでした。
 これで、完成ではありません。腹ビレと目玉が入っていません。腹ビレは、はさみで切り離してから着色し、和紙へ押します。
 緊張の瞬間です最後に目玉を描き入れて完成となります。筆を入れるのはこの時だけです。魚拓に息を吹き込むことができるかどうか、最も緊張する瞬間です。タイ特有のアイシャドーも忘れずに。
 記録用の墨一色の魚拓とは全く違う芸術作品です。どんな大きさの魚でも色をのせてから和紙へ写し取るまでの時間は30分という制限された時間の中で、いかに本物の色を表現できるかを追求していくのがアート魚拓の魅力ではないでしょうか。
 山本貴也さん今回制作していただいた作品は、実演の映像と共に企画展示室内に展示しています。ぜひ、細部までじっくり見ていただきたいと思います。





 
新谷武文さん この日の午後には、新谷武文さんによるギャラリートークを開催しました。熊野古道と人物像との融合を表現した大作「古道への誘い」(高さ2メートル、幅10メートル)では、馬越峠、松本峠、横垣峠、丸山千枚田、井田舞子、加持花王子を背景に5体のミューズ(熊野比丘尼を神格化した知恵の女神)を描いていますが、どれもお面をしています。どんな表情なのかは観る人が決めるからです。何度観ても様々な表情が浮かび上がってくるので不思議です。
 新谷さんはこの絵を制作するちょうど10年前、スペインでピカソの高さ約4メートル、幅約8メートルの大作「ゲルニカ」を目の前に号泣したそうです。その時から、自分もいつか「日本のゲルニカ」を描きたいと願っていました。そして10年後の2000年、「熊野のゲルニカ」というかたちで実現できたのがこの作品です。
 この一枚の絵には、精神性、宗教観、熊野人の気高さ、更には浄不浄を問わない、信不信を問わない、熊野という地のふところの深さなどが盛り込まれています。この作品の前に立つと、いにしえの熊野へと誘われるような不思議な感覚を覚えます。

竹内健悟さん  4月19日(日)の「ヒノキのスツール作り」では、竹内健悟さんを講師にお迎えし、ヒノキの丸椅子作りをご指導頂きました。
 最近、主婦や女性の間ではDIYへの関心が高まっていて、家具作りに挑戦したいけど何から始めていいのかわからないという方もいらっしゃるようです。失敗も少なく、短時間で仕上げることができる3本脚のイス作りは、初心者でも楽しめる入門体験としても、とても喜んで頂けたようでした。
 まず、座面を紙ヤスリですべすべに磨きます。脚は16角形にカットされていますので、そのままでいい人は軽く紙ヤスリをかけますが、丸くしたい人はさらに削って角を取っていきます。
 座面に空いた3つの穴に脚を差し込み、かなづちでトントン。さらにくさびを打ち込んで固定します。座面から突き出た部分はノコギリでカットします。切り残った部分は、講師がノミで削ぎ取り、さらに紙ヤスリをかけて仕上げます。
まっすぐ切るのが難しい 最後に、3本の脚の接地面が水平になるようにカットして完成です。約1時間の工程ですが、みなさん真剣に取り組んでいましたので、あっという間の時間に感じました。自分で作ったスツールは世界に一つだけの作品として愛着がわきます。ぜひ、大切に長く使っていただきたいと思います。
 また、今回のワークショップをきっかけに、さらにレベルアップした家具作りに挑戦していただきたいと思います。
 企画展では、竹内さんのシンプルで手作りのぬくもりが伝わるステキな家具や小物を展示しています。ぜひ、一度足を運んでみてください。お部屋にぴったりの作品に出会えるかも・・・

 今回ご紹介した3人の作家さんの作品展示は、5月10日(日)まで開催しています。
アンケート特典もご用意しています。ご来場お待ちしています。
コイノボリ








竹内健悟さん制作「コイノボリ」をプレゼント

※5月10日(日)企画展は無事終了いたしました。
会期中は約8,000人の方にご来場いただきました。

アンケート特典には約100名の方にご応募いただきました。
抽選の結果、
三重県にお住まいの堀井様がご当選されました。
おめでとうございます!

たくさんのご来場ありがとうございました!

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