トップページ >> イベント情報 >> イベントレポート >> 平成27年6月20日(土)自然学校「熊野古道の植物を学ぶ~第1回樹木編」を開催しました。

イベントレポート

 熊野古道センターにてこれまで開催してきた各種イベントの様子をご紹介します。

平成27年6月20日(土)自然学校「熊野古道の植物を学ぶ~第1回樹木編」を開催しました。

2015年06月20日

null
 今年度第2回目の自然学校は、熊野古道大吹峠波田須町側にて、樹木観察会を開催しました。
 昨年度は熊野古道の馬越峠にて開催した観察会ですが、他の峠でも開催して欲しいという参加者さんの声も多かったことから、今年度は熊野市の大吹峠にて樹木、コケ植物、野草とシダ植物について3回に分けて観察会を開催します。
 今回はその第1弾として、当センター職員の橋本博が講師を務め、大吹峠でみられる樹木について学習しました。
 この日は、いつ雨が降り出してもおかしくないような不安定な天気でしたが、参加者20名全員が揃ったところで、観察会のスタートです。
 はじめに峠の登り口周辺でクスノキやクロマツなどを観察した後、峠を登りながら古道沿いの樹木を観察しました。
観察会の様子 大吹峠周辺は、年平均気温が17度前後、年降水量約3000mmと温暖で雨が多く、また、生育している植物から、黒潮の影響を強く受けていることがわかります。大吹峠道の森林は、スギやヒノキの人工林と二次林(自然林が伐採された後に自然に再生している森林)が入り混じった林分で構成され、光資源を獲得できる林縁では多くの樹木が自生しています。また、峠の前後にはモウソウチクが生育する竹林が見られます。
 自生する樹木はカゴノキやハマヒサカキをはじめ、ハチジョウキブシやサンゴジュといった沿岸部特有のものから、ツブラジイやクスノキなど、かつての森林を構成していた樹種もみられ、多様性に富んでいます。
 大吹峠の茶屋跡まで1時間ほどかけてゆっくり観察しながら歩きました。参加者のみなさんは、樹木の生理、生態の他、名前の由来など、講師の説明を聞き熱心にメモしたり撮影したりして記録をとっていました。道中、ササユリやテイカカズラ、シタキソウの花を楽しむこともできました。
ササユリシタキソウ








 参加者のみなさんからは、「楽しく学べてよかった」「実際に見て学べるところが良かった」「たくさんの樹木があることがわかった」などの感想をいただきました。また、1回では忘れてしまうので、また開催して欲しいという意見もありました。また季節を変えて開催できればと考えています。
 ところで、みなさんは梅雨の時期が森林浴に適しているということをご存知ですか。樹木に含まれる精油量が一番多いのが6月と言われ、1日の中で放出量が多いのは午前11時頃ということもわかっています。ぜひ、梅雨の晴れ間を見つけて、熊野古道を散策してみてください。そして、森の中で少し足を止めて、植物を観察してみてはいかがでしょうか。古道歩きの楽しみ方の一つとしておすすめします。
 さて、次回はコケ研究の第一人者、山田耕作先生を講師にお迎えし、コケ植物について学ぶ講座を開催します。
 開催日は8月22日(土)です。コケの世界を覗いてみませんか。
 

イベント情報

過去の記事

2019年08月の記事
2019年07月の記事
2019年01月の記事
2018年12月の記事
2018年11月の記事
2018年10月の記事
2018年05月の記事
2017年12月の記事
2017年07月の記事
2017年06月の記事
2017年05月の記事
2017年04月の記事
2017年03月の記事
2017年02月の記事
2016年12月の記事
2016年11月の記事
2016年09月の記事
2016年07月の記事
2016年03月の記事
2016年01月の記事
2015年12月の記事
2015年10月の記事
2015年08月の記事
2015年06月の記事
2015年05月の記事
2015年04月の記事
2015年03月の記事
2015年01月の記事
2014年11月の記事
2014年10月の記事
2014年08月の記事
2014年07月の記事
2014年06月の記事
2014年05月の記事
2014年03月の記事
2014年02月の記事
2014年01月の記事
2013年11月の記事
2013年08月の記事
2013年07月の記事
2013年06月の記事
2013年05月の記事
2013年04月の記事
2013年03月の記事
2013年02月の記事
2012年12月の記事
2012年09月の記事
2012年07月の記事
2012年06月の記事
2012年05月の記事
2012年04月の記事
2012年03月の記事
2012年02月の記事
2012年01月の記事
2011年10月の記事
2011年08月の記事
2011年07月の記事
2011年06月の記事
2011年05月の記事
2011年04月の記事
2011年03月の記事
2011年02月の記事
2010年12月の記事
2010年11月の記事
2010年10月の記事
2010年09月の記事
2010年08月の記事
2010年07月の記事
2010年06月の記事
2010年05月の記事
2010年04月の記事
2010年03月の記事
2010年02月の記事
2010年01月の記事
2009年12月の記事
2009年11月の記事
2009年10月の記事
2009年09月の記事
2009年08月の記事
2009年07月の記事
2009年06月の記事
2009年05月の記事
2009年04月の記事
2009年03月の記事
2009年02月の記事
2009年01月の記事
2008年12月の記事
2008年11月の記事
2008年10月の記事
2008年09月の記事
2008年08月の記事
2008年07月の記事
2008年06月の記事
2008年05月の記事
2008年04月の記事
2008年03月の記事
2008年02月の記事
2008年01月の記事
2007年12月の記事
2007年11月の記事
2007年10月の記事
2007年09月の記事
2007年08月の記事
2007年07月の記事
2007年06月の記事
2007年05月の記事
2007年04月の記事
2007年03月の記事
2007年02月の記事