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イベントレポート

 熊野古道センターにてこれまで開催してきた各種イベントの様子をご紹介します。

平成27年10月3日(土)自然学校「熊野古道の植物を学ぶ~第3回野草・シダ植物編」を開催しました。

2015年10月03日


 今年度第3回目の自然学校は、熊野古道大吹峠波田須町側にて、コケ植物の観察会を開催しました。
 熊野古道の植物について総合的に学ぶ自然学校として、3回シリーズで開催している観察会。第1回の樹木編、第2回のコケ植物編に続き、最終回の今回は、50年にわたりシダ植物について研究されている大洞浩一さん(日本シダ学会会員)を講師にお迎えし、熊野古道大吹峠に自生する野草やシダ植物について学習しました。
観察会の様子
 まず、講師よりシダ植物の分類や特徴について簡単に解説していただきました。前回のコケと同じように、シダも胞子で増える植物ですが、コケとの大きな違いは、維管束があるという点です。維管束があるということは、体に水を運ぶことができるため、乾燥に強く大きく成長することができます。
 1年を通して温暖で雨の多い東紀州には、日本で発見されているシダ植物約750種の内、約200種が生育しています。大吹峠には約50種のシダが見られますが、観察会では5つの名前が覚えられれば十分でしょうと言っていただき、参加者の皆さんは安心した様子で峠入り口へと向かいました。
 いたるところに生えているシダですが、見つける毎に足を止め、その生態や名前の由来などについて、わかりやすく説明していただきました。参加者のみなさんは熱心に講師の話を聞いてメモを取ったり、シダの葉を手で触り、ルーペで葉の裏に付いたソーラスを観察していました。
 観察会では、わからないことを講師に質問することができ、その場で解決できるという利点があります。今回も、みなさんが普段疑問に思っていることなどを含め、たくさんの質問が飛び交い、とても充実した観察会となりました。質問の様子
では、今回観察したシダの一部を紹介します。ミゾシダ、ヘラシダ、コモチシダ、イノデ、ミツデウラボシ、イワヒトデ、トウゲシバ、ゼンマイ、ウラジロ、コシダ、キジノオシダ、ナチシダ、ヤワラハチジョウシダ…など。さて、参加者のみなさんは何種類の名前を覚えることができたでしょうか。たくさんのシダについて学習した2時間でしたが、時間が経てばどうしても忘れてしまうので、早めに復習するように!と、講師の大洞さんからアドバイスをいただき、観察会を終了しました。
 熊野古道大吹峠道にて3回シリーズで開催してきた熊野古道自然学校ですが、ご参加いただいたみなさまから、今後も同様の観察会を開催して欲しいという意見をたくさんいただいています。さて、次回は熊野古道のどちらの峠道を舞台に開催できるのか、今から楽しみです。今回、ご参加いただけなかった方も、次回開催が決定した際は、ぜひ参加についてご検討ください。
 熊野古道センターでは、今年度、熊野古道周辺で見られるシダ植物についてまとめた冊子(『くまの・みち叢書9』)を発行する予定です。乞うご期待!!

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