新熊野学講座「熊楠と植物標本」

講座・講演

開催日 令和6年10月6日(日)
時間 午後1時30分~3時30分
場所 映像ホール
参加料・入場料 無料
定員 80名(要申込・先着順)
募集受付期間 令和6年9月5日(木)~10月5日(土)午後5時まで
講師 土永知子氏(南方熊楠顕彰館 学術研究員)
出演者 登壇者:山本和彦氏(三重自然誌の会会員)・司会者:橋本博(熊野古道センター副センター長)
主催 三重県立熊野古道センター
備考欄 協力:南方熊楠顕彰館(和歌山県田辺市中屋敷町36番地)

◇特別展示室企画展「南方熊楠―熊楠が見つめた熊野―」付属事業 

 南方熊楠顕彰館のご協力により、学術研究員の土永知子氏を講師にお迎えし、南方熊楠と植物標本についてお話しいただきます。南方熊楠は、明治42(1909)年から「神社合祀反対運動」を開始しました。「引作の大楠」は、熊楠が新聞に投書したことがきっかけとなり、伐採を免れました。平成18(2006)年に、大楠の枝が一本折れ、その一部が南方熊楠顕彰館(和歌山県田辺市)に寄贈されました。それらは現在も展示され、「引作の大楠」がいかに大きいかを伝えています。
「知の巨人」と言われる熊楠が、アメリカや那智、熊野古道周辺で採集した大量の植物標本を土永氏が整理する中で、わかってきたことをご紹介いただきます。また、講座後半の45分は、土永氏と山本和彦氏にも登壇いただき、熊野古道の植物と熊楠について、トークセッションや質疑応答の時間といたします。

≪講師プロフィール≫
土永 知子(どえい ともこ)氏
三重県立津西高校卒業、奈良女子大学大学院修了。和歌山県立高校生物教諭を退職後、南方熊楠記念館学術スタッフを経て、現在南方熊楠顕彰館学術研究員。公益財団法人天神崎の自然を大切にする会代表理事。1987年より南方熊楠旧邸で維管束植物標本の調査に従事。著書は『南方熊楠の生物曼荼羅』(共著)など。熊楠ワークス『生物覚書』、紀伊民報『植物ツーショット』を連載中。

≪スケジュール予定≫
13:00 受付
13:30 講座
14:30 休憩
14:45 トークセッション/質疑応答
    登壇者:山本和彦氏(三重自然誌の会会員)
    司会者:橋本博(熊野古道センター副センター長)
15:30 アンケート/終了

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