講演会「南紀新しき村 黎明が丘の真実」

講座・講演

開催日 令和4年2月27日(日)
時間 午後1時30分~3時
場所 映像ホール
参加料・入場料 無料
定員 40名(要申込・先着順)
募集受付期間 1月15日(土)~2月26日(土)午後5時まで ※定員になり次第締切
講師 中田重顕氏(作家)、朗読:阪本浩子氏(元有線放送アナウンサー)
主催 三重県立熊野古道センター

 熊野地方にあった、日本で二つ目の理想郷、南紀新しき村「黎明が丘」をご存じですか。
 白樺派の作家、武者小路実篤が、日向の国宮崎県に、理想郷を目指して新しき村を設立したのは大正7年のことでした。武者小路実篤がめざした理想郷とは「昼は耕して自分たちの食べるものを生産し、夜は芸術を語り合って共同生活を営む」というもので、大正時代の青年はそれを理想郷と考えました。そして、その翌年、大正8年には南牟婁郡御浜町志原に日本で二つ目の理想郷、その名も「黎明が丘」ができていたのです。
 「黎明が丘」を中心となって建設したのは、木本キリスト教会(現熊野市木本町、熊野伝道教会)の牧師、宇都宮米一。他に熊野市飛鳥町大又・池田忠寛、二木島町・浜口八十郎などの名前が確認できます。明治44年、明治天皇暗殺を企てたとして、24名に死の判決が下った「大逆事件」。この事件に、熊野の人たち6人が無実で連座し死刑の判決を受けています。黎明が丘はこの「大逆事件」の影響を受けていたと思われます。
 日本の夜明けを目指して、警察の不当な監視を受けながらも、理想郷「黎明が丘」の建設に命を燃やした私たち熊野の先輩の思いを、朗読を交えてお話いただきます。

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