熊野古道自然学校「旅するチョウ アサギマダラ」
体験学習

開催日 | 令和5年10月29日(日) ※雨天の場合中止 |
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時間 | 午前9時半~午前11時半(受付:午前9時~) |
場所 | 三重県立熊野少年自然の家(熊野市金山町1577 ) |
参加料・入場料 | 500円(保険料、資料代) |
定員 | 15名(要申込、応募多数の場合抽選) |
募集受付期間 | 令和5年9月15日(金)~10月15日(日)午後5時まで |
講師 | 橋本博(三重県立熊野古道センター副センター長、森林インストラクター) |
共催 | 三重県立熊野少年自然の家 |
対象 | 小学生以上(小学生は保護者同伴) |
持ち物等 | 動きやすい服装、筆記用具、捕虫網をお持ちの方はご持参ください。 |
熊野古道及びその周辺の植物や生き物などの自然について学ぶ熊野古道自然学校、今回は、常設展示でも紹介している蝶【アサギマダラ】の生態を学ぶ観察会を、三重県立熊野少年自然の家と連携して行います。
アサギマダラを観察し、捕獲し、マーキング調査に参加することによって、生き物が教えられずとも巧みに生きている偉大さを体感する一歩とします。

アサギマダラはその名の通り浅黄色マダラ斑の美しい羽根を持つ蝶で、国蝶選定の際には候補ともなった人気の高い蝶です。日本で唯一の「旅をする蝶」として有名です。夏は本州で過ごし、冬は南西諸島・台湾に移動する、その渡りは驚くほど長距離です。
人気が高く身近な蝶ですが、謎の多い蝶でもあります。渡りをするとわかったのも比較的最近のことです。研究者たちによってマーキング調査が始められたのが1980年代初頭。2001年に台湾から鹿児島県・滋賀県へ北上した個体が確認され、国境も超える長距離移動がわかったのです。
では何故そんな長距離をわざわざ移動するのでしょうか?0.5グラムにも満たない体のどこに移動する体力を持っているのでしょうか?集団越冬の場所、大量に死んでいる場所も見つかっていません。知られざる生態を解明するためにマーキング調査は続けられています。