企画展「標本が奏でる熊野のいきもの」
過去の企画展示
開催期間 | 令和2年6月27日(土)~8月23日(日) |
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休館期間 | 会期中無休 |
開催場所 | 企画展示室 |
入場料 | 無料 |
紀伊半島南東部の東紀州地域は、黒潮の影響を受け一年を通して温暖な気候で、また独特な地形により降水量が多く、多様な生物が生息するエリアです。さらに、沿岸部は複雑な入り江のリアス式海岸を有し、豊かな漁場が形成され、多くの種類の魚類が生息し、それらのエサとなるエビ、カニなどの甲殻類の他、多様性に富んだ貝類が見られるのが特徴です。
今回の企画展では、東紀州地域の海・山・川などの自然環境に生息する哺乳類、昆虫、植物、貝類などにスポットをあて、それらの標本を展示することで、地域の生態系を知り、生物の分類について学ぶことができる内容とします。また、かつて海底だった地層から発掘した化石を紹介し、地域の地質と太古の生物についても学べる内容とします。
近年の気候変動をはじめ、移入種・外来生物問題により、地域の自然環境が変化していくなか、標本を通じて、地域に生息する生き物の生態や分類を学び・知ることで、自然環境の大切さや自然生物に触れるきっかけつくりとします。
<展示予定標本>
・昆虫類
チョウ類、甲虫類、トンボ・セミ類など
・哺乳類
ツキノワグマ、イノシシ、タヌキ、テン、キツネなど
・植物類
樹木、野草、シダ植物、木材標本など
・貝類
二枚貝、巻貝など
・化石類
印象化石(シラトリガイ、フミガイ、ソデガイなど)
・東紀州地域以外および海外の標本
昆虫、貝、植物について