特別展示室企画展「熊野の廃校 ~須賀利の町が輝いていた~」

開催中

開催期間 令和2年11月21日(土)~ 1月17日(日)
休館期間 12月31日、1月1日
開催場所 特別展示室
入場料 入場無料

尾鷲市の小中学校はかつて21校ありましたが、現在では7校になってしまいました。実に2/3の学校が消えてしまったことになります。
廃校(休校)とは、その地域に「子を産む若い世代がいなくなった」ために起こる現象です。都会から遠く離れた尾鷲の漁村地域では、「その地に住んで子を産んで育てる」という生活が保障されなくなったからだと考えます。
しかし、廃校やその地域を訪ねてわかったことは、どんな学校跡にも「子を慈しみ育てた痕跡」があり、学校があった頃は「地域もいきいきと存続していた」という事実がありました。
今回は須賀利町に焦点をしぼって、展示します。須賀利中学校は1997(平成9)年3月に、須賀利小学校は2001(平成13)年3月に休校(実質は廃校)しました。
現在の人口200人たらず、65歳以上の方が85%をしめる須賀利ですが、かつては「陸の孤島」と呼ばれていたものの、漁業の盛んな町でした。その漁業が衰退してしまうと、若者たちは仕事を求めて須賀利から出て行きました。その結果が、現在の須賀利です。今なお、昭和の面影が色濃く残っている町です。
須賀利のいきいきしていた時代を振り返りながら、「廃校と地域」の関係を考えていただく機会にできれば幸いです。

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