ロビー展「ふるさとの詩が聞こえる詩画展」

ロビー展示

開催予定

開催期間 令和7年12月6日(土)~令和8年1月18日(日)
休館期間 12/31(火)、1/1(水)
開催場所 展示棟ロビー
入場料 無料

 熊野市神川町出身の畑中弘生氏が描いた詩画作品を通じて、昭和20~30年代の奥熊野の暮らしや風習、自然の豊かさ、そして人々の心のつながりを伝える詩画展を開催します。
 畑中氏は不慮の事故により下半身の自由を失うも、絵と詩に新たな生きがいを見出し、ふるさとの記憶を描き続けてこられました。その作品には、忘れられつつある生活文化や「生きることへの真摯な息吹」が込められており、民俗学的にも貴重な記録となっています。
 今回、尾鷲市での開催にあたっては、熊野市での好評を受け、奥熊野地域に共通するふるさとの記憶を広く共有し、地域間の文化的つながりを深めることを目的としています。
 絵と詩が響き合う空間の中で、来場者の皆さまがそれぞれの「ふるさと」に思いを馳せ、懐かしさと生きる力を静かに見つめ直すひとときとなれば幸いです。

≪ギャラリートーク≫
 畑中弘生氏の詩画作品に込められた郷土への想い、生活文化の魅力、そして民俗学的価値について、熊野市歴史民俗資料館館長・更屋好年氏が語ります。
 絵と詩を通して、ふるさとの記憶と生きる力を静かに見つめ直すひとときとしていただければ幸いです。

   開催日:令和7年12月6日(土)
   時 間:午後1時30分~2時30分
   参加料:無料
   定 員:80名(要申込・先着順)
   場 所:三重県立熊野古道センター 展示棟 映像ホール
   講 師:更屋好年氏(熊野市歴史民俗資料館 館長)
   受 付:11月1日~12月5日(金)午後5時まで
   申込方法:お電話でお申し込みください。(電話0597-25-2666)

≪詩画集の販売≫
 会期中、畑中弘生詩画集を販売します。交流棟案内カウンターにて現金でお買い求めください。数に限りがございますので、おひとり様各1冊までとさせていただきます。各1,000円(税込)
  ・『ふるさとの詩が聞こえる詩画集』(令和元年5月発行) 
  ・『ふるさとの詩が聞こえる詩画集Ⅱ』(令和3年8月発行)

【畑中弘生氏 略歴】
昭和9年 熊野市神川町神上に生まれる
   22年 神上国民学校卒業
   25年 神上中学校卒業
   28年 県立木本高等学校卒業/神川郵便局勤務
   31年 三重県熊野林業事務所勤務
   34年 熊野市役所勤務
平成3年 不慮の事故により骨髄損傷、下半身の自由を失う
   4年 熊野市役所退職(56歳)

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