ロビー展 祝!国史跡追加指定「八鬼山荒神堂跡及び茶屋跡」
ロビー展示
開催中
| 開催期間 | 令和8年6月1日(月)~6月30日(火) |
|---|---|
| 開催場所 | 展示棟ロビー |
| 入場料 | 無料 |
遺跡「八鬼山荒神堂跡及び茶屋跡」は、伊勢路で最も区間距離の長い八鬼山越え峠付近の道中に位置します。荒神堂は、「八鬼山日輪寺」とも称され、大宝2(702)年に修験者である阿闍梨返昌院仙玉法印の創建と伝わり、西国三十三所巡礼の前札所として、道中の安全を祈願して参拝されてきました。現在の荒神堂は、老朽化した明治26(1893)年に再建された建物を解体し、令和元(2019)年に再々建された建物です。
隣接して存在したとされる茶屋は、荒神堂の隣に山伏一家が居住し営んだものとされ、『西国三十三所名所図会』にも餅を売る荒神茶屋家屋と切妻平入板葺屋根の建物が描かれています。茶屋の建物は失われていますが、道沿いには荒神堂と一連の石積み基壇が続き、茶屋跡の広場が残されています。また、茶屋跡から道を挟んで南東側には、湧水地と一連となる石積み基壇が残され、これは『西国三十三所名所図会』に描かれている木樋状の水路と貯水枡の痕跡と推測されます。
当展では、昨年の12月に国指定史跡「熊野参詣道伊勢路」に追加指定される答申がなされた江戸時代に西国一の難所を歩く巡礼者を支えた貴重な遺跡「八鬼山荒神堂跡及び茶屋跡」に着目し、その歴史や史実、古文書から紐解かれる荒神堂に纏わる逸話、令和の再々建時の調査結果報告、そして現在の荒神堂の様子など、写真を交えた解説パネルにより紹介します。
