峠のご紹介

2. 三瀬坂

巡礼者は三瀬の渡しで宮川と別れを告げて、三瀬坂峠を目指します。三瀬坂峠(標高256m)は高い峠ではありませんが、急坂のつづら折りがつづきます。茶屋跡や、宝暦6年に祀られたとされる地蔵などがあり、古道の雰囲気を感じることができます。道も歩きやすく、初心者の方にもおススメです。

距離 約2.2km
歩行時間 60分
散策レベル ★☆☆☆☆
三瀬坂峠(みせさかとうげ)地図
多岐原神社

①その昔、倭姫命(ヤマトヒメノミコト)が宮川を渡られる際に案内をした真奈胡神(マナコノカミ)が祭神で、境内には玉砂利が敷かれており、静かな空気が流れています。

地蔵1

②地元の人々が、道中の安全を祈って祀られたとされる説と、むかし、この地域周辺で疫病が流行し、これ以上広まらないようにと祀られたという説がありますが、さだかではありません。

地蔵2

③石室の中に地蔵(宝暦6年・1756年)が祀られています。

常夜灯

④一晩中つけておく明かりのことをいいます。昔の人々が街道を通る際の道しるべとし、また信仰の場としていたと思われます。