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■センター長あいさつ
「バスク自治州との交流」
三重県は、スペインバスク自治州と「巡礼の道に関する覚書」を締結した。サンティアゴ・デ・コンポステーラに至る巡礼道は、道の世界遺産としては初めてのものだった。登録15周年を迎えた「紀伊山地の霊場と参詣道」に先立つこと11年。1000を超える世界遺産の中で、登録要素として共通の「道」を有することは貴重といえる。
800キロに及ぶスペイン巡礼道(「フランス人の道」)は、ピレネー山脈を越えて、バスク州に入る。パンプローナ、プエンテ・ラ・レイナ、ログローニョと進む巡礼道は、世界遺産の道として是非とも交流を深めたい所である。
令和2年4月から、5年間の管理・運営を担うことになった、私どもNPOとしても、県の締結を機にバスク自治州を横切る世界遺産の道との交流を深めていきたいと考えています。
センター長 川端守
熊野古道「伊勢路」(紀伊山地の霊場と参詣道)の世界遺産登録を記念して三重県が、古道を訪れる人々に熊野古道や古道周辺地域の情報を提供し、地域の人々との交流、ひいては地域の振興を図るために建設した施設です。
“人と道 ここで ここに ここから”をテーマに、古道や古道周辺地域の自然・歴史・文化に関する情報を収集・集積し、発信します。そして、古道を訪れる人、迎える人、地域の人々との交流のお手伝いをします。
自然体験などを活かした様々な交流。
ニュースレター。「熊野古道センターからのてがみ」(年4回発行)
建築空間の活用を図るため、東紀州地域の特色を生かした展示、体験学習教室、講座・講演会、音楽界、イベントなどセンターならではの活動を展開します。また、交流を促進するため、写真学校や俳句会、古道ウォークなどセンターを拠点とした館外での幅広い活動を繰り広げます。
色々な用途に使われる企画展示室。
尾鷲ヒノキを使ったひのきアート教室の様子
屋内施設を利用した講座の様子。
新しい古道の歩き方:峠だけでなく海上の道や町中の道なども広く紹介し、熊野古道をより深く楽しめる「新しい熊野古道の歩き方」を提案していきます。