くまの自然科学教室「コケ観察会~ミクロの世界をのぞいてみよう!」を開催しました!

2025年10月19日

イベントレポート

令和7年10月18日(土)、和歌山県自然公園指導員の土永浩史氏を講師としてお迎えし、紀北町の名丸谷林道にてコケ植物の観察会を実施しました。

銚子川流域は「奇跡の川」と称されるほどの透明度と豊かな森を有しており、コケの種類も豊富で観察会に適した場所といえます。実際に、観察会に向けて事前に調査をしたところ、50種を超えるコケを確認することができました。
当日は、調査を元に作成したリストを配布し、観察会の参考にしていただきました。
前日の予報では曇り一時雨だったのですが、当日は朝から雨が降っていました。参加者のみなさんにはカッパや傘で雨対策をしていただき、予定通り名丸谷林道へ向かいました。
下見の時は晴れていたので、雨の中で観察するコケたちは生き生きとしているように感じました。

先生が観察できるだけのコケを採取し、透明の袋に入れて回覧してくれたので、手に取ってじっくりと観察することができました。この日はリストの約半分のコケを確認することができました。コケの名称や特徴をわかりやすく説明していただいたので、参加者からは「とても勉強になった」「コケの種類を少し覚えることができた」「コケは奥が深いので毎年開催して欲しい」「とても癒されました」という声を聞くことができました。また、コケテラリウムや苔玉を作る体験教室を開催して欲しいというご意見もいただきました。2時間ほどの観察会でしたが、みなさんコケに魅了されたようですね。

「くまの自然科学教室」では、東紀州地域の自然を活用した体験教室を年間3回開催しています。次回の体験もお楽しみに。

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