大台ヶ原自然観察会の様子
2023年10月10日
イベントレポート
9月30日(土)に、大台ヶ原の「西大台利用調整地区」にて熊野古道自然学校「大台ヶ原自然観察会」を開催しました。本来は6月3日に開催予定でしたが、台風により延期し、今回の開催となりました。
大台ヶ原は、トウヒ群落を主とする「東大台」と、ブナ・ウラジロモミ群落を主とする「西大台」に分けられます。今回観察会を行った西大台は、日本で最初の「利用調整地区」に指定されており、立ち入り人数が制限されています。時期によりますが、ハイシーズンの土日は1日100人までとなっています。また、団体で入山する場合は、1グループ10人までとなっており、今回の観察会も2班に分かれて行いました。手続き等詳しくは、西大台利用調整地区のウェブサイトでご確認ください。
西大台は約8.5㎞の周遊コースとなっています。講師は山本和彦先生と橋本博副センター長です。講師の解説を聞きながら、反時計回りに歩きました。実際に観察した植物をいくつかご紹介します。
・ウラジロモミ
モミよりも標高の高いところに分布します。画像のウラジロモミの樹齢は約20~30年だそうです。
・アサノハカエデ
麻の葉に葉っぱの形が似ているため、アサノハカエデといいます。
・ミヤマシキミ
シキミに似ています。赤い実がなるそうです。
・カワチブシ
きれいな花ですが、トリカブトの仲間で有毒です。
開拓跡で昼食を食べてからは上りが続きました。ハードな行程だったとは思いますが、皆様無事ゴールできました。本当にお疲れ様でした。
ご参加いただきありがとうございました!
※大台ヶ原はこれから紅葉の時期です。駐車場がかなり早い時間から満車になる可能性があります。10月中に大台ヶ原に行かれるという方はご注意ください。
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