焼きペンの話
2020年4月15日
その他
今日はこちらの道具について書こうと思います。
熊野古道センターで木工体験をしていただいたことのある方は、もしかしたら見覚えがあるかもしれません!
木や皮に絵や文字を焼き付けることができる道具で、焼きペンや、電熱ペンと呼ばれています。
インクで書くペンと違い、熱で素材を焦がしながら書くので、なかなかコツがいる作業ですが、小学生くらいのお子様から大人の方まで楽しんでいただける道具です。
せっかく出してきたので、何か描いてみようと思います。
鉛筆で下書きをした端材です。
世の中の平穏を願って、眠った猫と雀を描いてみました。
ゆっくりと(重要!)焼きペンで下書きをなぞっていきます。
普通のペンのように動かすと、焦げた色が付きません。
そして一番気を付けなければいけないのが火傷です!
当然ですが、ペン先はとても熱くなっていますので、夢中になっていると端材を抑えている方の手を焼いてしまいます。
私がスタッフの中で一番やってしまっていると思います。
気を付けましょう。
というわけで無事なぞれました。
木目があるので、思った通りの線を書くのは難しいのですが、多少ガタガタしていてもそれはそれで味がありますね!(自分をフォロー)
また、鉛筆で塗るように、ペン先を速く動かすと薄く焦げ目がつきます。
模様や、影の部分を塗ると良い感じになります。
これで完成です!
また、こういった面白い道具を使った工作体験が開催できたらと思います。
一刻も早く、この事態が鎮静化することを祈っております。