21.通り峠道と丸山千枚田 | 三重県立熊野古道センター

峠のご紹介

風伝峠を降りると、本宮へ向かう本宮道と吉野方面へ向かう北山道に分かれます。世界遺産登録の対象ではありませんが、古くから生活道として使われ、海の幸と山の幸が行き交った道です。丸山千枚田の中の道を歩きながら、里山の暮らしが息づく風景を堪能できます。

①少し狭いですが、約800mの石畳道が残っています。炭焼窯の石積みが残っているなど、かつての山の暮らしがうかがえます。

②山腹に築かれた約1平方kmの見事な棚田と山並みが一望できます。慶長6年(1601年)には2,240枚の水田があったと記録されています。

③風通しの良い峠に、嘉永4年（1851年）建立の子安地蔵が祀られています。

④丸山千枚田の景色に大きな安定感を与えてくれます。