熊野古道伊勢路とは
峠のご紹介
20. 風伝峠道
この道は、海辺と山村を結ぶ要路でした。歩き始めの尾呂志地区は、田園と山並みが美しい山里です。古道では苔むした石畳が続き、巡礼者だけでなく海の幸を山里に届ける人や、山の幸を海沿いの里に届ける人が行交った往時を思わせられます。
距離 | 約4.1km(高千良バス停~後地バス停) |
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歩行時間 | 1時間40分 |
散策レベル | ★☆☆☆☆ |
①風伝峠の麓では、秋から春にかけて、海側と山側の気温差が大きな季節の早朝に、山を包み込むようにして向かってくる巨大な朝霧(風伝颪)が見られます。
②この地域の武将「尾呂志氏」が築いた城跡が、尾呂志学園内や町中に点在しています。写真は尾呂志学園近くの道にある的石です。
③杉林の中に苔むした石畳道が続きます。石質は、神木流紋岩です。
④林道から少し上がったところが峠です。豊臣秀吉の奥熊野攻めなど様々な歴史的事件において、戦略の拠点となった場所です。