移動展「くまのみちを歩く~田丸からツヅラト峠道~」

過去の企画展示

開催期間 令和5年7月3日(月)~令和5年7月7日(金)午前8時30分~午後5時15分※最終日は16時まで
休館期間 会期中無休
開催場所 三重県庁(津市広明町13)1階 県民ホール
入場料 入場無料

 城下町田丸を起点に熊野三山へと続く道を『くまのみち』といいます。神宮参拝を終えた旅人の一部は、田丸で巡礼衣装に着替え、西国三十三所の一番札所那智山青岸渡寺を目指して南下しました。観音信仰が盛んになった江戸時代以降、西国三十三所を巡る巡礼者が増え、地域住民の生活道として開削された道が、やがて信仰の道として利用されるようになりました。道沿いには道標や道中の安全を祈願する石仏が建ち、さらに巡礼者を弔う供養碑なども建立され、道を取り巻く自然景観に人の営みが加わり、独自の景観が出来上がっていきました。これらは文化的景観として熊野古道伊勢路の歴史を未来へ伝える役割を担っています。
 本展では、田丸からツヅラト峠までの伊勢路沿いで見られる名所や季節ならではの景観、石標や石仏、文化的景観などを写真で紹介します。

共 催:三重県、三重県立熊野古道センター

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