企画展「尾鷲林業が歩んだ400年」
| 開催期間 | 令和7年12月13日(土)~令和8年3月29日(日) |
|---|---|
| 休館期間 | 12月31日・1月1日 |
| 開催場所 | 企画展示室 |
| 入場料 | 無料 |
尾鷲林業とは、尾鷲市・紀北町にまたがる森林のうち、ヒノキ民有林を主体として古くより行われている林業です。現在では、日本三大人口美林の一つ「尾鷲ヒノキ林」として、その製品は熊野古道センターや宮之上小学校などに利用されているヒノキの芯持ち柱角に代表されます。
尾鷲林業は、近世初期に天然林を利用した製炭などの採取的林業から始まりましたが、「植出し権」を契機に一転、人工林を扱う育生的林業への道を辿りました。間断なく生み出された林産品の市場は、元禄景気に沸く江戸・尾張などの大消費地へと繋げた尾鷲港を中心に展開され、土井本家を筆頭とした大山林家や山方・浜方商人の経営活動、それに由来した資本を中核として、尾鷲林業は発展を続けたのです。
やがて、当地方独自に創作された「丸太木馬」をはじめ、「やえん」、「索道」、「軌道」などの運材技術の発展とともに盛隆し、大正年間には、関東大震災後の復旧を契機に、尾鷲ヒノキ材の強靭性の立証に繋げてその名声を定着させました。
当展では、この尾鷲林業発展の歴史に着目し、解説パネル及び古写真、遺構調査報告、実物展示、映像などで紹介しています。古くより漁業と共に尾鷲市を支えてきた需要な産業である林業、そしてその歴史に少しでも多くの方々に興味をもっていただきたいと思います。
≪付属事業 その一≫
◇講演会 「尾鷲林業の歴史~江戸時代 木と米と税金~」◇
元禄13年創業の濵中林業(尾鷲市賀田町)代表 濵中良平氏による江戸時代の林業にまつわる講話です。
開 催 日:令和8年2月14日(土)
時 間:午後1時30分~3時
入 場 料:無料
定 員:80名(要申込・先着順)
対 象:どなたでも
場 所:熊野古道センター 映像ホール
講 師:濵中 良平氏
<濵中林業代表・(財)尾鷲みどりの協会 業務執行理事>
受 付:令和7年12月21日(日)~2月13日(金) 午後5時まで
≪付属事業 その二≫
◇新熊野学講座「尾鷲林業盛栄の遺構~又口川に刻まれた夢の跡~」◇
明治以降、林道の開削と最新運材技術の導入により奥山からの木材搬出が飛躍的に伸び、尾鷲林業発展
の一端を担った。奈良県上北山村又口から尾鷲市何枚田までに刻まれた数々の遺構を紹介しながら尾鷲
林業全盛時の夢の跡に迫ります。
開 催 日:令和8年3月8日(日)
時 間:午後1時30分~3時
入 場 料:無料
定 員:80名(要申込、先着順)
対 象:どなたでも
場 所:熊野古道センター 映像ホール
講 師:橋本 博(熊野古道センター副センター長)
受 付:令和8年1月18日(日)~3月7日(土)午後5時まで
