体験学習「夜の自然観察会」を開催しました!
2025年8月27日
イベントレポート
令和7年8月23日(土)、こども体験企画展「熊野古道を見る、触れる、感じる」(会期:令和7年7月19日~8月31日)の付属イベントとして、体験学習「夜の自然観察会」を開催しました。

熊野古道周辺にはどんな生きものたちがくらしているのかを学ぶための教室です。夜の野外で、灯火採集(ライトトラップ)という方法で虫たちを光に集めて捕獲します。









はじめに、体験学習室において、採集方法や、安く簡単に作れる採集道具の作り方を学びました。その中で、ペットボトルのトラップをみんなで作りました。作り方は、2リットルのペットボトルの上部をカットしてひっくり返し、内側にセットします。重なった部分をテープで固定し、木に引っかけるためのワイヤーを通す穴をはんだごてで2か所開けます。穴にワイヤーを通して固定。底には雨水を排水するための穴を数か所開けておきます。最後に、S字型のワイヤーをペットボトルの側面にテープで固定し、完成です。これは、枝に吊るしたトラップを、紐で木に縛り密着させるための加工です。中に腐ったバナナを入れて、虫を誘い出す罠です。
その他、コップや野菜ネットを用いたトラップについても学びました。これらは、各自で仕掛けて採集するために持ち帰っていただきました。






この日は新月で月の明かりがないため、午後6時30分頃には暗くなりはじめ、午後7時頃になると辺りはすっかり暗くなりました。子どもたちは網や虫かごを持って勢いよく外へ飛び出していきました。虫たちは暗くなりはじめてから1時間くらいで活動を始めるので、7時30分頃にはたくさん集まってきました。最初はなかなか見つけられなかった虫たちが、徐々に集まってくる様子を観察し、子どもたちは興奮していました。その後も網ですくって捕獲し、虫かごへ入れるという作業を繰り返し、7時45分に終了しました。カメムシ・コガネムシ・コオロギ・バッタ・ツノトンボなど10種類ほどの虫を採集することができました。中でも、ゲジゲジを見つけて捕獲したときは、大変盛り上がりました。






翌日、みんなが集めてくれた虫を整理してみると次の結果でした。(10種53匹)
【コウチュウ目】
- アオドウガネ(8匹)
- スジコガネ(2匹)
- エンマコガネsp.(26匹)
【カメムシ目】
- チャバネアオカメムシ(4匹)
- アブラゼミ(1匹)
【バッタ目】
- エンマコオロギ(2匹)
- ヒシバッタ(3匹)
【アミメカゲロウ目】
- ツノトンボ(2匹)
【チョウ目】
- アカハラゴマダラヒトリ(4匹)
【ゲジ目】
- ゲジゲジ(1匹)
実際には、カメムシがとても多かったのですが、ニオイ問題で捕獲しなかったため、エンマコガネの仲間が1番多かったという結果になりました。
子どもたちの感想の一部をご紹介します。
- 虫をとるのが楽しかった。
- ゲジゲジがかっこよかった。注意点も聞けてよかった。
- 夜間に昆虫を見る貴重な機会でした。
- いつもはしないから楽しかった。
- 虫がとれなかったので残念だった
- よ中の虫のせいたいけいが楽しかった。
今回の体験では、うまく虫を捕獲できなかった子もいたようで、残念な思いをしてしまったかもしれません。そんな子たちも、みんなで集めた虫を一緒に観察することで、地域の自然や生きものの暮らしに興味をもってもらえたらうれしいです。h
