尾鷲市三木埼の集落跡「頼母（たのも）」を訪ねるトレッキングツアーを開催します。頼母集落は、400年以上前に4人の移住者がこの地で製塩を始めたのが始まりとされ、江戸時代前期には盛松の兵九郎という人物がこの地を開墾し、稲作を始めました。粘土質の土壌で川の水も途切れることはなく、稲作の適地であった頼母集落には、昭和43年まで牛を使った耕作をしながら人が住んでいました。現在、集落の跡には石の祠に祀られた山の神や炭窯跡、住居跡などが残されている他、大きな水田跡を見ることができます。湿地帯で樹木が育たない為、湿原を好む半夏生が群生し、春の終わりから初夏にかけて新緑に包まれる風景が楽しめます。
　今回のツアーでは、三木埼グリーンツーリズムインストラクターで三木浦ゲストハウスオーナーの弓削猛氏にご案内いただきながら、住居跡の石垣や半夏生の風景が広がる水田跡が残る頼母集落跡とその周辺を訪ねます。

≪スケジュール予定≫　※4/15追記
9：30　木名峠狼煙場跡にて受付開始
10：00　集合場所出発　頼母集落へ
11：00　頼母集落到着、集落跡散策
11：30　昼食
13：00　頼母集落出発
14：50　集合場所にてアンケート、まとめ、解散