特別展示室企画展「伊勢型紙彫型画作品展~伝統に新しい風を~」※実演、体験教室日程変更

開催期間 令和2年4月4日(土)~6月21日(日) 午前10時〜午後5時
休館期間 ※会期中無休
開催場所 特別展示室
入場料 無料

 着物の型染に用いる型紙のひとつである伊勢型紙は、型地紙と呼ばれる和紙を加工した紙に、大小様々な彫刻道具を使用し、紋様や図柄を彫り抜いたものです。千年以上の歴史を誇る三重県鈴鹿市の特産品で、その製法は熟練の職人による高度な技術と根気や忍耐が必要とされ、重要無形文化財、伝統的工芸品に指定されています。
 近年は、着物の需要が減り、本来の型紙としての役割が減る中、伊勢型紙の優れた彫刻技術を保存するための活動が行われています。その一つに、伊勢型紙の彫刻技法を多く取り入れ、表面を切り抜いて立体感を強調し、絵画とは異なる世界を表現する創造の彫刻絵画『彫型画』があります。
 本展では、昭和50年に設立され、伊勢型紙の伝統技術を守りながらも創作美術工芸品として新しい作品をつくり出す『伊勢型紙彫型画会』の会員による作品をご紹介いたします。繊細な技術と想像力で表現された作品を通じて伊勢型紙の魅力をご堪能下さい。
 ※6月1日(月)より一部作品の展示入れ替えを行います。

≪付属事業≫
◆実演「手彫り実演&フリートーク」※延期
 手彫りの技術を間近で観ていただくことができます。技法や道具についての解説などもあり、伊勢型紙についてより理解を深めていただくことができます。

日 時:6月21日(日)午前10時~正午

入場料:無料
定 員:約20名(事前申込不要)
場 所:大ホール
講 師:大杉華桜氏(伊勢型紙彫型画会会長)

◆体験教室「伊勢型紙でつくるミニ色紙&しおり」※延期
 錐彫りの技法を用い、簡単な図案に挑戦していただきます。実際に道具を使い作品制作に取り組んでいただくことで、技術の奥深さを実感していただくことができます。

日 時:6月21日(日)午後1時30分~3時30分

参加料:500円(材料費込み)
定 員:20名(要申込・先着順)
場 所:体験学習室
講 師:伊勢型紙彫型画会会員
受 付:5月19日(火)~6月14日(日)午後5時まで

≪彫型画会 概要≫
 伊勢型紙とは着物の布地に紋様を染めるために用いるもので、千有余年の伝統に輝く鈴鹿市が誇る特産品です。彫刻に使用する原紙(型地紙)は柿渋で数枚の和紙を貼り合わせ、天日と燻煙により乾燥させた強靱で伸縮しない紙質で染色工場には欠くことのできないものになっています。さらに様々な大小の彫刻道具を使用して、優雅で繊細な図柄を彫る技術は無形文化財にも認定され、文化的価値を確立してきました。

 近年この彫刻技術を生かす1つの分野として芸術的感覚を盛り込んだ鑑賞用型紙「彫型画」の制作が盛んになり、伝統と新しさを集めた優雅な作品は人々を魅了し続けています。彫型画会は三重県、愛知県に十数カ所で彫型画教室を開き、彫型画普及と新人育成に努めています。また毎年秋頃、日本全国から作品を募った「伊勢型紙彫型画展」を開催し、芸術家各位の厳正な審査も受け、更なる技術の向上と感性豊かな創作性に富んだ作品創りにも努めています。

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