企画展「写真で懐古・故郷の暮らしと風景~尾鷲市~」

開催中

開催期間 令和2年10月24日(土)~11月23日(月・祝)午前9時~午後5時
休館期間 会期中無休
開催場所 企画展示室
入場料 入場無料

 昭和29(1954)年6月20日、北牟婁郡尾鷲町、須賀利村、九鬼村、南牟婁郡北輪内村、南輪内村が合併したことにより誕生した尾鷲市。江戸時代から続く林業の町として知られ、年輪が緻密で赤みが多い強靭な材の「尾鷲ヒノキ」を産出し、平成28(2016)年には日本農業遺産第一号として認定されました。また、複雑に湾が入り込んだリアス式海岸と沖合を流れる黒潮の影響で、古くから水産業が発達し、漁業の町として全国に知られています。高度経済成長期以降は火力発電所など第二次産業の導入や観光産業の推進により、昭和35(1960)年には3万4534人と人口が増加し、経済成長をみせました。
 しかし、エネルギー転換や諸職業に対する意識の変化、若者の都心部への流出等により、年々人口が減少し、地域社会における活力が低下したことにより、平成22(2010)年4月には過疎地域として指定されました。一方、近年では熊野街道の世界遺産登録や官民一体となった水産林業など地場産業の再活性化を図るなど、様々な分野で地域活性化に努めています。
 本展では、明治時代以降の尾鷲町および周辺浦村が歩んできた人々の営みとそれを取り巻く景観、街の景観や自然風景を撮影した写真を紹介し、尾鷲はどのような歴史を歩み地域住民はどのようなふるまいをおこなってきたのかを振り返ります。風景は日々の暮らしと深く結びついており、人は風景の中で暮らし、風景は日々の暮らしの中で作り出されていきます。尾鷲の歴史と文化を考えるかけがえのない資料としての古写真を紹介し、尾鷲を懐古します。

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