彫刻家二人展「彫刻のMétier」

過去の企画展示

開催期間 令和3年10月1日(金) ~11月21日(日) 午前10時~午後5時 ※新型コロナウイルス緊急事態宣言による休館に伴い会期を変更しました
休館期間 会期中無休
開催場所 特別展示室
入場料 入場無料

 奈良県吉野郡出身で現在は千葉県我孫子市在住の彫刻家島久幸さんと沼尻昭子さんお二人の彫刻展を開催します。
 立体芸術というものを、東紀州の方々、子供たちにも、身近で体感していただける機会です。

 お二人は、東京藝術大学在学中、欧米の美術を巡る旅を敢行するなかで「芸術は時代を映す鏡である」という言葉を実感、今、この時代に自分ができることについて深く考えたそうです。
高度経済成長期、オリンピック、大阪万博、バブル崩壊・・
島さんがたどりついたのは、幼いころの原風景、町のあちこちに井桁積みにされたスギやヒノキ、切り出す音、削りだす香りが、蘇ったのだそうです。

 そんな原風景を心に抱きながら創作を続ける彫刻家の作品に、尾鷲ヒノキをほこる当地でふれていただけます。

【Metier(仏語)  絵画、彫刻、文学などで作者の持つ専門的な表現技巧、専門技術】

島 久幸さん
1953年 奈良県生まれ
1978年 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
1980年 東京藝術大学美術学部大学院彫刻専攻終了
1983年 東京藝術大学美術学部大学院博士課程満期退学
1993年~94年 パリに滞在
2001年 天理ビエンナ-レ準大賞受賞
現在は、千葉県我孫子市のアトリエで制作している。個展、グループ展など多数。日本各地に設置されたモニュメント多数。

沼尻昭子さん
1954年 茨城県生まれ
1978年 東京芸術大学美術学部彫刻科卒業
筑波大学大学院美術研究科入学
1993-94年 パリに滞在
現在は、千葉県我孫子市のアトリエで制作している。主に立体作品を手がけている。3年に1回くらいのペースで個展を行うほか、グループ展にも多数参加、舞台芸術も手掛ける。

付属イベント

ワークショップ「尾鷲ヒノキから、創ろう」

子供の自由な創意で立体作品を創造するワークショップです。

材料に、尾鷲ヒノキ製材の際捨てる皮の部分などふだん目にしない部位も使い、視覚だけではなく触覚・嗅覚・聴覚をも使ってヒノキにしたしみ、ふるさとの木や大地への敬意・愛着を育てます。

 ◇日  時:令和3年11月20日(土)午前10時~正午
 ◇参 加 料:300円(材料費込み)
 ◇対  象:幼稚園年中~小学校6年生(5~12才)
 ◇場  所:小ホール
 ◇講  師:島 久幸 氏(彫刻家)・沼尻昭子氏(彫刻家)
 ◇定  員:15名
 ◇受  付:10月20日より、お電話で申込受付・先着順

〇ギャラリートーク「30分でわかるアートの世界」

芸術とかアートとか難しそう・・と思って遠ざけておられませんか?
だとすればそれはもったいないことです。

彫刻家・島久幸さんと、
彫刻家・沼尻昭子さんに、
本当はむずかしくないアートについてお話いただきます。

まずは尾鷲市民会館の前のトーテムポールについて、
そして、今まさに展示中の作品のお話をまじえながら、
日本中・世界中の有名作品から無名作品まで・・・

芸術家の生のお話を、アートが展示された空間で、じっくり聞くことができるこの機会。
もしかしたらアートが「好きなもの」に追加されて、
人生がより楽しくなるかもしれません。

 ◇日  時:令和3年11月21日(日)午前11時~(30分ほど予定)
 ◇参 加 料:無料
 ◇場  所:特別展示室
 ◇講  師:島 久幸 氏(彫刻家)・沼尻昭子氏(彫刻家)
 ◇定  員:15名
 ◇受  付:10月20日より、お電話で申込受付・先着順

沼尻昭子さんによる舞台芸術

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