企画展「写真で懐古・故郷の暮らしと風景~御浜町~」

過去の企画展示

開催期間 令和5年7月1日(土)~8月20日 (日)
休館期間 会期中無休
開催場所 企画展示室
入場料 無料

明治~昭和にかけて撮影された南牟婁郡御浜町の、そして御浜町となる前のこの地域の古写真を紹介、町の歴史、景観、風俗などを知っていただく機会とします。

三重県南牟婁郡御浜町は、紀伊半島の南東部に位置しており、昭和33年9月1日に阿田和町・神志山村・市木尾呂志村が合併し誕生しました。 

▲御浜町 町制祝賀風景(個人蔵)

北部と西部には紀伊山地が、東側は熊野灘に面した平坦な低地が広がっています。海岸は七里御浜と呼ばれる玉砂利の海岸であり、吉野熊野国立公園に指定されています。七里御浜は熊野古道伊勢路の浜街道であり、山間部には熊野古道風伝峠・横垣峠も残ります。

     

御浜町のキャッチフレーズは「年中みかんのとれるまち」、柑橘栽培が本格化したのは昭和にはいってからです。今、山々にひろがる果樹園は、昔は「梯田」「斜田」などと呼ばれた棚田であったところも多かったようです。

▲神木にて(個人蔵)

尾呂志川・市木川、志原川では、しばしば川尻が塞がり水があふれ、宅地や田んぼにすることができたのは昭和以降の場所も多いのです。

▲塞がった河口 (個人蔵)

100年、いえ、昨日のことのように感じる人もおられるでしょう50年前でも、写真を見るとまったく別の世界のようです。

▲とうげミュージアム蔵および個人蔵

本企画展では、個人蔵の写真を中心に展示いたします。記録写真とは違う、素顔の生活の写真、変化に富む町に生きる人々の暮らしをお楽しみいただけたらと思います。

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