九木崎の森調査

2020年4月5日

知られざる熊野探訪

3月下旬、当センター調査隊一行が、尾鷲市九鬼町の九木崎一帯に広がる
二次林の森を調査しました。よく「九木崎原生林」という表記で紹介さ
れていますが、残念ながら原生の森ではありません。かつて薪炭を生産
するために、そのほとんどが伐木されています。その中でも、材として
価値のない、いわゆる‘ぶさいくな樹木’があちらこちらに伐られずに残っ
ており、それらが醸し出す妖木により原生林といつのまにかなってしま
ったのでしょう。今回の調査では、登攀、懸垂下降を繰り返しながら、
調査を実施。ここでは、その一部を紹介します。今回あらたに発見した
鳥肌の立つ超巨木については、いつかご紹介します。

スダジイ
スダジイ
ヒメシャラ


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