年明け１月27日からはじまる特別展示室企画展「岸田日出男が遺したもの」の調査のために、奈良県大淀町に行ってまいりました。

その途中で拝観した上北山村にある林泉寺。
その歴史は戦国時代にまで遡るという由緒あるお寺で、幕末には天誅組が立てこもったり、池原ダム建設に伴って現在の場所への移転をしていたりと、地域の歴史そのもののようなお寺なのですが

ゴキブリ供養碑「護鬼佛理天像」！！

ゴキブリの腹上に寄生する都市だそうです・・・・・・
本来の調査が頭からふっとびそうなくらいのインパクトでした・・・・・・

　　　　　　　　　

林泉寺は滝を望む絶景のお寺で

この景色ゆえにこの場所に据えたいと依頼されたそうです。

周囲とのコントラストがまたすごくて・・・

紀伊山地にはいろいろな驚きが・・・・

ちなみに本来の目的「岸田日出男」氏、
大規模な森林開発やダム建設で失われつつあった大台ケ原などの自然保護に尽力した方で、「吉野熊野国立公園の父」とよばれています。『日本狼物語』などの著書でも知られます。

紀伊山地の価値をしらしめ守るために、岸田日出男氏が吉野・熊野一帯を踏査し収集した膨大な資料の一部をお借りし、展示紹介する予定です。

どうぞお楽しみに！