新熊野学講座全3回を開催しました。

2020年12月10日

イベントレポート

 今年度からスタートした新熊野学講座は、熊野古道やその周辺地域の歴史・文化・民俗・自然などについて、総合的に学んでいただくことを目的に、3回にわたり開催しました。

 10月18日(日)に開催した第1回の講座では、新宮水野家や城について研究されている和田利信氏を講師にお迎えし、熊野の地名や紀和鉱山、捕鯨の歴史、新宮水野家についてお話しいただきました。
 予定していた時間を過ぎてしまい、質疑応答の時間を設けられなかったことは残念でしたが、残っていただいた複数名の方が講師に質問をし、意見交換をしている姿がみられました。

≪参加者の感想≫
深い知識と長い研究の賜物でした。とても面白く興味深く拝聴しました。ありがとうございました。

わかりよく説明してくれてよく理解できた。先生の熱意があってよかった。

とても面白かった。予想以上で時間があっという間に過ぎてしまいました。先生の熱い思いも大変伝わった。ありがとうございました。

■講座の様子は熊野古道センター公式Youtubeチャンネルにて配信中。https://youtu.be/1jATp0ctv0w

 11月3日(火・祝)は第2回として、濵中林業9代目当主濵中良平氏を講師にお迎えし、「古文書と尾鷲の林業」をテーマに、林野庁通達、日本農業遺産認定、租税についてお話しいただきました。
 後半は、講師が古文書を学ぶきっかけとなった自宅で見つかった古文書について読み解いてくださいました。

≪参加者の感想≫
古文書を読むことにより林業の歴史がわかりました。面白いイベントでした。

地元の林業についてよくわかり面白く拝聴しました。最後の古文書は圧巻でした。ありがとうございました。

林業のことについては全くの無知でしたが、濵中さんのお話で林業を職業として営むことの難しさを知ることができましたとともに、重要さも理解することができました。

■講座の様子は熊野古道センター公式Youtubeチャンネルにて配信中。https://youtu.be/aOwnJ3K1Ii0

 12月6日(日)の第3回の講座では、尾鷲市在住の作家、甲斐崎圭氏を講師に迎え、「尾鷲つれづれ噺」と題してお話しいただきました。
 尾鷲へ移住したきっかけ、取材で訪れた場所や出会いについて、尾鷲の漁業について、尾鷲で漁獲される魚の種類や調理法についてなど、様々なお話をお聞きすることができました。

≪参加者の感想≫
地元にいながらも知らなかった魚のことを知れて良かったです。料理も美味しそうでした。

夜通し聞いていたいほど面白い話でした。文化を守る大切さを学びました。ありがとうございました。

身近な地域の話だけに興味深く聞けた。甲斐崎さんの著作の一つについて話を掘り下げて聞きたい気もした。熊五郎の話や「またぎ」の話など・・・。

■講座の様子は熊野古道センター公式Youtubeチャンネルにて配信中。https://youtu.be/jMN3FIVpHMo

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