知られざる熊野探訪ツアー「海跡湖を訪ねて 晩秋の諏訪池へ」を開催しました!
2023年12月5日
イベントレポート
知られざる熊野探訪
11月25日(土)に、知られざる熊野探訪ツアー「海跡湖を訪ねて 晩秋の諏訪池へ」を開催しました。ガイドを務めていただいた熊野古道語り部友の会会員の高須清教さん、ご参加いただいた14名の皆さまと一緒に歩いてきました。
朝9時、お天気は晴れ、少し風が強く寒さが心配でしたが、歩き始めると心地よいトレッキング日和の一日になりました。今日はここから出発して、しばらく江ノ浦湾沿いに舗装路を歩き、一石峠道入口へ向かいます。
一石峠は、江戸時代に刊行された旅日記や旅行案内書にも登場する名のある峠です。熊野街道と海野浦へ下る道の分岐点で、峠越えの道は古くから生活道として使われていました。今回のツアーでは、一石峠のほんの少し手前で左に入り、尾根道をたどり進んでいきました。
尾根道の道中、視界が開けて素晴らしい眺めが広がりました。写真左側が歩いてきた江ノ浦方面、中央上が赤羽川河口付近です。ここは絶景フォトスポットでした!!
予定時間より少し早く「諏訪池」に到着しました。かつては海だったところが、砂の堆積などが原因で海から分離されてできた淡水湖です。熊野灘沿岸にはこういった海跡湖が点在しています。海野地区には「諏訪池」の他に「鏡池」という海跡湖があります。
ここでゆっくり昼食休憩。諏訪池の前の海岸。この日は波も穏やかで、とっても心地の良い場所でした。この場所からしか見ることのできない景色が目の前に広がります。
山の景色も良いですが、やっぱり海はいいな~と遠い昔の遠足を思い出したり、楽しい時間を過ごせました。参加者の皆さまにも、楽しんでいただけたでしょうか。
江ノ浦橋を渡って集合場所に戻ります。紀伊長島では昇降橋としてよく知られている橋です。船が通るときだけ中央部分が上下して、その間は橋を渡ることができません。この日はすんなり通れましたが、滅多にない機会なので橋が昇降するところを見ていただきたかったな~という気もしました。
約4時間半のトレッキングツアー、アクシデントもなく無事に戻ってきました。ご案内いただいたガイドの高須さん、下見から道の整備まで大変お世話になりました。ありがとうございました。また、ご参加いただいた皆さまのご協力に感謝いたします。ありがとうございました。