『ゴールデンウィークドリームフェスタ2023』を開催しました!

2023年5月15日

イベントレポート

令和5年5月3日(水・祝)~5月5日(金・祝)の3日間、ご家族で楽しめる様々なイベントを芝生広場や館内にて開催しました。期間中は天候にも恵まれ、多くの来場者でにぎわいました。
芝生広場では、大漁旗や子どもたちと作ったコイノボリを飾り、人気のクライミング体験やクッブ体験の他、自由に遊べるスラックラインや伊勢路大すごろくを設置しました。また、木に触れる体験として、ヒノキの丸太平均台やボールプール、すべり台等も設置しました。
館内では、曼荼羅の絵解き、ミニ上映会、ミニライヴ、人形劇、ものづくり体験などを実施しました。

また、当センターから徒歩数分のところにある村嶋不動滝遊歩道にて植物観察会も開催しました。この観察会のために制作したパンフレットは当センターにて配布していますので、遊歩道を訪れる際はぜひご活用ください。

恒例となった人気のクライミング体験には連日たくさんの子供たちが訪れ、尾鷲薮漕隊メンバーによる指導の下、安全に体験していただきました。高い壁を登る恐怖心に耐えながら何度もチャレンジする子供たちの姿に感動しました。

尾鷲市クッブ協会の方々にご協力いただいたクッブ体験もたくさんの方に楽しんでいただきました。尾鷲ヒノキのものづくり体験は多く開催していますが、今回のようにスポーツやゲームを通して尾鷲ヒノキを体感していただく機会をこれからも作っていきたいと思います。

木に触れる体験として、ヒノキ製遊具を各所に設置し、子どもから大人までたくさんの人に楽しんでいただきました。設置した遊具は、みえ森づくりサポートセンターからお借りした『もりぼーる』『四方すべり台』、尾鷲市からお借りした『ヒノキのボールプール』、当センター所有のボールプール、尾鷲藪漕隊の方に作っていただいたヒノキの丸太平均台です。自由に遊べる空間として設置しましたが、みんなしっかりとルールを守って遊んでくれていました。ボールプールで遊んでいる子どもたちがお風呂に入っているように見えてかわいかったです。

今回のイベントで喜んでいただけた催しの一つがキッチンカーです。東紀州で活動するお店にお声掛けをさせていただき、4台のキッチンカーに来ていただくことができました。コロナ禍前には、芝生広場でマルシェや食のイベントも開催してきましたが、当センターの主催事業で出店していただくのは初めてのことでした。これを機に、今後も大きなイベントを開催する際には食の提供もできるよう企画していきたいと思います。

また、数年ぶりに開催したポン菓子作りの実演と試食会も盛り上がりました。田辺市本宮町で農家をされている田口さん家族のご協力で、お米のお菓子『ポン菓子』を作る工程を実演していただきました。穀類膨張機と呼ばれる回転式筒状の圧力窯を用いて、大きな爆発音とともに米が10倍に膨らみながら飛び出してくる様子を体感していただきました。参加した子どもたちは甘い砂糖で味付けしたポン菓子をおいしそうにほおばっていました。

さて、初めての催しといえば、劇団こがねむしによる人形劇にちびっこたちが大喜びでした。YouTubeで無料配信中の『ゴジばん』に登場するキャラクター(ゴジラ三兄弟)との触れ合いや撮影会も子供たちにとってはサプライズなできごとだったようです。そんな大はしゃぎのお子さんたちを隣で見守るお父さんお母さんの優しい表情が印象的でした。

ものづくり体験もとっても賑わいました。いつもの日曜日に開催している「日曜わくわくものづくり体験」講師(植村さん、大形さん、竹内さん、吉田さん)と、連続講座「熊野古道センター水彩画教室」講師(三隅さん)のご協力により、シーグラスや貝殻を用いた海のワークショップや尾鷲ヒノキなどの木材を用いた木工体験やコイノボリのうちわ作りなど、様々なものづくりを体験していただくことができました。

また、展示棟では、コイノボリ作りを開催しました。ポリ袋で制作したコイに子供たちが作ったウロコを貼って、2日間で10匹のコイを制作し、芝生広場中央に飾りました。カラフルなコイたちが風にふかれて元気よく泳ぎ、こどもたちが嬉しそうに見上げていました。

4日の午後には、尺八の竹内洋司さんとギターのogurockさんによるライヴも開催しました。アニメなどで人気の曲が流れると、会場の外で口ずさんでいる子どもたちもいました。途中からカホンの演奏も加わり、心地よい午後のひと時を楽しんでいただくことができました。

同じく展示棟では、当センタースタッフによる「熊野観心十界曼荼羅」の絵解き実演も開催しました。かつて熊野比丘尼と呼ばれる尼僧が、地獄や死後の世界を描いた曼荼羅図を持って諸国を巡りながら絵解きを行なったという様子を再現しました。子どもたちには少し怖いお話しですが、ご来場いただいた方には興味深く聞いていただくことができました。

企画展示室で開催中の「演・舞・彩~伊勢型紙の魅力にせまる~」では、伊勢型紙彫型画会会員や会長による制作実演や彫刻体験を実施しました。また、特別展示室開催中の「みんなで歩こうサンティアゴ・デ・コンポステーラ展~絵地図でめぐるスペイン巡礼の旅~」では、植野めぐみさんによる展示案内などが行われました。作品を観るだけでなく制作に関わるお話を聴くことができるのは、来場者にとって特別な時間になりますし、作者にとっても嬉しい出会いだと思います。各展示の作者在廊予定などは随時SNS等で発信していますので、タイミングの合う方はぜひ作家在廊日にご来場ください。

こうして、3日間のイベントが事故やトラブルなく無事に開催することができたのは、ご協力いただいた関係者の皆様やご来場いただいた皆さまのおかげです。ここに感謝申し上げます。これからも皆さまに楽しんでいただける新しい催しをどんどん企画していきたいと思いますのでご期待ください。

ただいまイベントにご参加いただいた方を対象にアンケートを実施しています。下記のフォームよりご回答ください。よろしくお願いいたします。
同時に、みなさまのアイデアやご意見も随時募集しています。お気軽にツイッターやインスタグラムにDMをお寄せください。よろしくお願いいたします。

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