秋に赤い実がなる植物
2022年9月9日
その他
熊野古道やその周辺を、秋から冬にかけて散策すると、よく目立つ赤い実をつけた植物をたくさん見つけることができます。
◆イイギリ(ヤナギ科イイギリ属)
4月~5月に黄緑色の小さい花が垂れ下がって咲きます。果実は10月~11月頃赤く熟し、葉が落ちても実が枝に残るので人目を惹きます。
◆ガマズミ(レンプクソウ科ガマズミ属)
5月~6月に白い小さい花が集まって咲きます。9月~11月に果実が赤く熟すと食べることができます。日本固有の種です。
●カラスウリ(ウリ科カラスウリ属)
道端や草やぶでよく目にするつる性の多年草です。8月~9月に白い花が咲き、10月~11月に朱色の果実が熟します。
●シロダモ(クスノキ科シロダモ属)
山地や沿岸地で見られる常緑高木です。10月~11月に黄色の花を多数咲かせ、実は1年かけて赤く熟します。
◆ハナミョウガ(ショウガ科ハナミョウガ属)
茎や葉がミョウガに似ている常緑多年草です。5月~6月に花が咲き、果実は秋に赤く熟します。
この他にも、熊野古道やその周辺には、赤い実のなる樹木や野草が数多く自生しています。秋は、古道歩きに最適な季節です。ゆっくりと散策しながら探してみるのはいかがですか。
K